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【全校哲学対話フェス@大形中学校】

執筆者の写真: 樋宮真奈美樋宮真奈美

今年で5年目になりました大形中学校での全校哲学対話の取り組み!

今回2.3年生は新聞を使った活動(NIE)に哲学対話を取り入れてほしい!という学校からの要望があり、新聞記事から問いを考え哲学対話をするという新たな試みに挑戦しました。




2.3年生が事前に新聞記事から考えてくれた問いと理由をまずはグループで共有しました。

なるほど!どれも新聞記事を読んででてきた疑問ばかり。

でもみんなで一緒に対話し考えるには、記事を読んでいないとよく分からなかったり、国際情勢や歴史や政治の知識がないと対話が難しそうな問いもありました。

例えば、

○石破政権は信用していいのか?

○なぜイスラエルとイランは仲がわるいのか?

みんなで問いを一般化していくことを考えた後で、グループででたこのような問いをより一般的で全体的な観点から問い直す『問いだし』を行い、哲学対話をスタートしました!




生徒さんたちの感想

○人によって愛の捉え方が違うことが分かった

○答えのない哲学を話すことは正直する必要があるのかなと思っていたけど、いざやってみると自分では考えもしなかった答えがててきて意外とおもしろかった。

○否定などをせず、自分たちが話したいことを好きなだけ話すことができるので、普段話さないことでもよく考えて話すことができた

○意見を急かさずにじっくり意見を出して考え、人の意見をたくさん聞けて良かったです。




また学校生活に日ごろからQワードを教室に貼り、対話を取り入れている先生方からは、生徒たちが普段の会話の中に、『その考え方哲学的だね〜』とか『分からなくなってもいいんだよ!』と交わされていたりして日常的にも対話が浸透してきたなと感じる場面がありますと、先生が教えてくださいました。


また元PTA会長さんからは、「いじめ報告件数がかなり減った。それも友だちから心配して話をしてくれることが増えたそうです。話してもいいという安心感は対話の効果ですね。」とお聞きしました。



学校全体で、先生方がさまざまな場面で対話を取り入れて、それを継続していく中で、私たちも毎年の哲学対話で生徒さんたちの変化を感じています。

特に今年で3年目の3年生の対話力は素晴らしい成長を感じました✨

また全校での哲学対話を開催するために毎回13〜15名程のファシリテーターさんが協力してくださっています。お忙しい時間を割いて、ファシリテーションしてくださる方々には感謝しかありません!みなさんの協力があってこそ、継続することができています!


2025年には、哲学対話のファシリテーションを学び合う講座に久しぶりに開催予定です。ご興味がある方、対話を取り入れて見たい方いつでもお気軽にお声がけください。




 
 
 

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