top of page
検索
執筆者の写真樋宮真奈美

【新中学1年生哲学対話@白根第一中学校】


新年度がスタートしたばかりの最初の学年活動に今年もお声かけいただき哲学対話活動を行いました。



開催目的の一つは、『安心安全を感じながら自己表現し、異なる意見も受け止め合える関係づくり』

この時間が初めましての生徒さんたちが安心して話したり繋がりを育む土台づくりに

なったらいいなとアイスブレイクでと自己紹介、みんなが感じている疑問を出し合う

『問い出し』をしました。



・なぜ数というものがあるのか?

・なぜ肌の色が違うだけで差別するのか?

・学校ってどうしてあるの?必要?

・日本語が作られる前は何で会話をしていたのか?

・なんで親は謝らないのに子どもには謝らせるのか?

・なぜ地球は丸いのか?なぜ青いのか?なぜ浮いているのか?

・なぜしもんができるのか?違うのか?

・なんでえらい人のいうことを聞かなきゃいけないの?

・ささくれは何でできるのか?

・日本人はなぜまじめと思われているの?

・世界とは何か?

・なぜ言語は共通じゃないの?

・なぜ一中の体操着はみどりなのか?

・本当に宇宙人はいるのか?

・常識とは何か



それぞれのグループで、どんな問いがでたのかの全体シェアも盛り上がり、いよいよ対話へ

スタートの問いを決め、30分の対話時間!




対話時間はこれで終わりです。のアナウンスに、『えー、もう時間なのー?』『はや〜い!』と体育館に声が響いてました!


○時間が溶けた!聞くことに集中しすぎて時間が溶けたように感じるくらいあっという間だった

○自分の出した問いや、話したことにみんなが、なるほど!たしかに!と言ってくれたことが嬉しかった

○自分の考えを自分から話せてよかった

○周りの人と仲良くなれた気がした

○一つのテーマからいろんな考えがでるのが面白かった

○考え続けて楽しかった

○対話を学校や授業でもたくさんできたらいい

○自分と違う考えやいろいろな問いや考えが聞けたことが面白くてまたやりたいと思った


自分が疑問に感じたことを表現していいのだ、問うてもいいのだということが体感できたこと、それがこれからの中学校生活を彩るスタートになったら嬉しいです。


ファシリテーターのみなさんからも

・ずっと話さず話を聞いていた生徒さんが、最後の感想で『時間が溶けた!聞くことに集中しすぎてあっという間だった』と話してくれたことが心に残っている

・選ばれた問いが一見難しそうだなと思える、あまり盛り上がらなそうかなと思えてしまう問いだと思ったが、結果、いろんなところに派生し問いが問いを生む楽しい対話の時間だった。こちらの思い込みは本当に不要だなと思わせられる時間だった

などなど、


中学生の感性や内側からでてくる疑問や言葉に私たちファシリテーターもたくさんの豊かな学びや気づきをいただきました。




今年度も哲学対話開催のために、ご尽力してくださった事務長さん、新年度の最初の学年活動に開催してくださった中学校の先生方や生徒さんたち、そしていつもお忙しいところ調整し、共に場をつくってくださったファシリテーターのみなさま、本当にありがとうございました!

閲覧数:36回0件のコメント

Comments


記事: Blog2_Post
bottom of page