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執筆者の写真樋宮真奈美

【中学校全校哲学対話フェス】

11月14.15日の二日間、大形中学校で毎年恒例になった全校哲学対話を行いました。

各学年ごとに12グループに分かれ、それぞれのグループに大人のファシリテーターが入り、問い出しからじっくり対話時間。


三年生は今年で哲学対話は3年目!

教室にはQワードが掲示され、朝学活や学習にも対話を積極的に取り入れているというだけあって、受け止め合い、聴き合い、問い合い、考える姿勢が体育館にあふれていました。



生徒さんからの感想

○今まで考えたことのないことを色々考えられたので良かった。今まで当たり前と思っていたこともよく考えたら当たり前じゃないなと思えました。

○iPadで調べるのは簡単だけど、一つの話題をいっぱい考えて、そのことについて深く話すのはとても面白かった。

○3年間で1番中身の話をしたと思います。3年間で1番楽しかったです。

○どんどん疑問が浮かんできて全然ゴールが見えない

○なんでも言っていいと言われたから普段よりも発言することが増えた気がする

○楽しかった。別の疑問が生まれたりしてわくわくする。

○わからないこと納得いかないことをどんどん言えるからスッキリした

○答えを探すとまた新たな疑問がら見つかる

○自分の意見を否定されないので、意見を言いやすかった

○普段学校では話さない項目に触れることができて楽しかったです。




話し合った問い

○夢はなんなのか?

○おばけは存在するのか?

○生徒は遅刻したら怒られるのに先生はOKなのはなぜか?

○普通ってなに?

○なんで携帯を没収するのか

○なぜ1番になりたいのか

○なぜ役に立たないことを勉強するのか

○なんのために人は生まれたのか

○なぜ爪があるのか

○なんでテストをしなければいけないのか  などなど、、

ファシリテーターさんと生徒さんとの対話の様子がとても素敵で、会場をまわりながら、場のあたたかさを感じていました。



何を話しても、じっくり聞いてもらえる、受け止めてもらえる、という中で安心感を感じながら生徒さんたちは『考える』という体験ができたと思います。

感想からも普段はなかなか体験できない哲学対話の時間になったんだなと感じました。

対話の時間は終わりましたが、いろんな問いやモヤモヤをおみやげに、またこの時間をきっかけに、この後も考えることを楽しんでほしいなぁと思います。



お忙しいところファシリテーターを快く引き受けてくださったグループファシリテーターのみなさま、大形中学校で全校哲学対話が恒例になるまで毎年先生方に対話の素晴らしさを伝え続け全校哲学対話の場を企画してくれたPTA会長さん、みんなで受け止めあい、心開きあえる場を一緒につくってくれた大形中学校の生徒のみなさんや先生方。本当にありがとうございました!



私たちもいただいた『たくさんの対話のおみやげ』を味わいながら、来年の哲学対話フェスでまたお会いして対話できることを心より楽しみにしています♫


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