お声がけいただき、新潟中央短期大学の学生さん68名とオンライン授業で哲学対話を行いました。
まずは21世紀型教育を考える会 にいがた対話活動の目的や対話についてご説明し、 ・哲学対話とは? ・こども哲学の歴史や日本での広がり ・新潟市の保育園でのこども哲学実践例 をご紹介した後、学生のみなさんと一緒に哲学対話を スタートしました。
本日の問いは 「こどもに寄り添うとは?」 ブレイクアウトルームに分かれて小グループで自分の経験から考えていること、他の人が話したことから得た新しい気づきをゆっくりじっくり話し合い全体で共有しました。
初めて哲学対話を体験した学生さんたちからは、
・哲学対話を行うことにより、自分の思っていることを自由に話せるのでとても良い場であると感じました。
・自分が思いつかなかった考えがあり、なるほどなと思うことがたくさんありました!
・自分で考えて言葉を発し、相手の考えをも聞けることは自分の学びの視野を広げられるので面白いなと思います。
・同じ寄り添うでも、人によって違うことに気がつきました。寄り添うということについて深く考えて沢山の意見が聞けておもしろかったです。また、子どもの気持ちを理解するためには傾聴の姿勢が大切だと感じました。
・子ども哲学という言葉を初めて聞きました。みんなで楽しく話すことであまり話すことが得意ではない子も話すことが楽しいと感じてくれるんだなと思いました。
・高校の授業で討論ばかりしていたので、こういう自由な雰囲気の対話がとても新鮮で面白かったです。
哲学対話をやってみて、そして「寄り添う」について考えたことなど様々な感想をいただきました。
哲学対話における「哲学」とは、「根本的に深く考える」ことを意味しています。 言葉を交わしながら、私たちが生きるなかで出会う疑問を何でもフシギに思ってそのテーマについてじっくり深く考える対話の時間を、これから保育・幼児教育の現場に出ていく学生さんたちと共有でき本当に嬉しかったですし、みなさんが日々短大の授業で重ねている蓄積からの意見や視点に私たちの学びも深まりました。
今日ご一緒したみなさんと数年後、保育園や幼稚園で一緒にこども哲学の場をつくる、、新しい未来を鮮やかに描ける時間になりました。
大学や学校・職員研修の哲学対話や幼稚園・保育園でのこども哲学開催にご興味ある方、
✉21kyouiku@gmail.comまでお気軽にお問い合わせください。
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